Owen’s a Win – Arbor Elf Jund(翻訳)
2013年3月13日 翻訳http://www.channelfireball.com/home/owens-a-win-arbor-elf-jund/
の記事を訳してみました。
感覚で訳しているところもありとても拙い記事ではありますが、もし興味がおありでしたら是非どうぞ。
先週末、俺は今まで最も規模の大きなマジックの大会に参加した。参加者は3000人にも届きそうで、正直に言うとその大会はすばらしかった。でもその一方で、俺のシールドデッキはお世辞にも良いとは言えなかった。3枚の新緑の安息所と2枚の破滅のワームを使うってことは、この環境でのシールドを何度もやった人になら分かるとは思うけど、これはちょっと違うよね。
俺がこのプールをBen Stark に見せたところ、彼が自分もきっと全く同じように作るだろうって言ってくれて、それはちょっとした慰めになった。そして少なくとも、俺は自分が大きな間違いをしているわけじゃないことも分かった。結局そのまま俺の大会は平凡に終わってしまった。3人のあんまり上手くはなさそうで、引きが弱かった人に勝って、負けた3マッチは酷いハンドやマリガンの連続だった。
5回戦目で俺はフューチャーマッチに呼ばれOrrin Beasly と戦った。1本目は相手が鋳造所通りの住人,ウォジェクの矛槍兵,くすぶり獣,徴税理事と展開して、その上強盗までしてきたのに対して俺は4ターン目に暴行者を出したところで負けた。2本目では俺がダブマリ+ハンドには土地だけという状態のところに相手はボロスの精鋭、ウォジェクの矛槍兵、前線の衛生兵と展開してきた。俺はどのデッキでも起こりうる酷いトラブルに見舞われてしまったし、そもそも俺のデッキでは彼のデッキに勝てる見込みなんてなかったんだ。
俺は大きな大会でプレイをすることは本当に好きだけど、グランプリは結局のところ散財の場になっているという点でどうも好きになれない。GPに出場することによって貰える金額も減ってしまって、俺にとって出来るだけ多くの、そして特に大きなグランプリに出ることを正当化することはだんだん難しくなってきている。
GP Charlotteを例に挙げよう。そのグランプリではシールド戦において2つの追加ラウンドが発生した。これは、より良いプールを得る必要性が強まっていたということを意味している。俺はTwitterでGP Charlotteを勝ち抜くことはプロツアーよりも難しくなるだろうとつぶやいた。これは何故かというと、グランプリシャーロットは試合数が多く、さらにシールドという形式をとっていて、その規模の大きさから他のどの大会よりもtop8に残ることが難しくなっていたからだ。俺は最近出場した4つのグランプリにおいて2日目に残ることが出来なかったが、Atlantic City のSuper Seriesでの優勝、プロツアーでのtop8からは全体としてとても良いパフォーマンスが出来ていると思っているし、そしてこの先週末にシャーロットで行われた“win a trip to GP Miami 10k.”で2位をとることができた。
この大会には600人以上が参加し、そしてスイスドロー10回戦で行われた。俺は1回戦目を落としてしまったが、決勝戦で負けるまで11連勝をした。皆が思うように俺はジャンドを選択した。プロツアーでそのデッキを気に入ったし、そして俺はReid duke がGP Quebec Cityで8-1したことを知っていたからだ(俺のリストは彼のと1枚違いだ)。俺たちはいくつかのグランプリトライアルに出場するMatt Linde のためにデッキを作成したところ、彼もまた気に入ってくれた。
その金曜日、Hueyは円環の賢者を使用したデッキをトライアルで使い、ジャンドを使っていたMattを2-0で打ち破って5-0をした。その後、次のトライアルでMattが5-0をした。Reidはジャンドでグランプリのtop4に残り、Mattはトライアルで7-1、Miami 10kで8-2,そして俺が11-2という具合に、総合して36-7というすばらしい結果を得ることができた。
2 Arbor Elf
4 Huntmaster of the Fells
4 Thragtusk
3 Olivia Voldaren
2 Garruk, Primal Hunter
3 Liliana of the Veil
2 Forest
4 Blood Crypt
3 Dragonskull Summit
2 Kessig Wolf Run
4 Overgrown Tomb
2 Rootbound Crag
4 Stomping Ground
4 Woodland Cemetery
2 Abrupt Decay
2 Murder
1 Tragic Slip
1 Ultimate Price
3 Bonfire of the Damned
1 Dreadbore
4 Farseek
1 Mizzium Mortars
2 Rakdos’s Return
Sideboard
2 Grafdigger’s Cage
1 Staff of Nin
2 Acidic Slime
2 Underworld Connections
2 Tragic Slip
1 Bonfire of the Damned
3 Duress
1 Pillar of Flame
1 Rakdos’s Return
このリストには随分驚かされた。特に大きな変更は無いが、俺たちが施した細かな変更はすごく気に入っている。まず一つはサイドの悲劇的な過ち(=slip)をメインに1枚指し、そしてサイドに2枚指した。俺たちはslipをプロツアー当日の朝にサイドに加えた。ディーラーたちからファルケンラスの貴族が売り切れてしまったということを聞いていたからだ。
Slipはファルケンに対しての対抗策であり、そして勇者、やっかいもの、信者などと言ったアグロカードに対しても有効だった。Slipはいざというときには牛やオリヴィアも殺せるし、殺害(=murder)に求められるクリーチャーを殺すという仕事も数多くこなしてくれた。
Murder自身にもきちんとした役割があるので、murderとslipの組み合わせは重要である。対戦相手が高原の狩りの達人をプレイしてきて、それに対するこちら側の最も良い返しが達人をプレイすることであった場合、対戦相手は主導権を得ることになる。何故かというと、対戦相手はただターンを渡して達人を裏返し、こちらの達人を殺せばいいからだーーーこちらがmurderを持っていて相手の達人を殺してから自分の達人を裏返して、残ったトークンを殺せばいいという事さえ無ければ。
議論を進めよう。Slipはアグロに対して有効であり、ロクソドンの強打者、地獄乗り、雷口のヘルカイトと言った重めのクリーチャーで攻めてくるデッキに対してソープロのような動きが出来るので、俺は75枚の中に4枚欲しいと思っている。また、murderは相手が土地を4枚立たせていて、修復の天使が出てきてブロックしてくる可能性があるという状況に置いてslipよりも有効である。Slipだと2:1交換になってしまうからね。
東屋のエルフを入れたことに対して多くの質問が寄せられたが、俺にとってこいつはもうデッキの中で重要な役割を果たす存在となっている。プロツアーでは3枚使ったが、多すぎるということが無いわけではなかった。そもそもどうして4枚入れてないのに使う必要があるのかと問われるときがあるが、答えは見た目以上に複雑なんだ。
ジャンドには土地が25枚欲しい。土地を切って東屋を足すということは、あまりよろしくない。土地を置けないがためにマナを払って東屋を出すよりは、普通に土地を出して呪文を適切なタイミングで打てる方がいいに決まってるよね。マナクリーチャーのために土地を切るということはデッキそのものの構造自体を変えかねないし、俺たちはジャンドらしさに反しないこと前提にマナクリーチャーを入れたかったんだ。
プロツアーでは東屋を3枚使っているからという理由で11枚の森を使用したが、このリストでは10枚しかない。このことから、あるゲームで東屋はあるが森が無いという事態が起こりかねない。そしてまた、森ばかりを引くということも起こりかねない。もっとも、原初の狩人、ガラクのおかげでこれは前者ほど問題ではないのだが。
東屋をゲームの後半で引くと本当に気分が悪くなる。我々がジャンドを好む理由の一つに、長くて丸いゲームが出来るという点がある。そして、それは後半に忌むべきもののかがり火、ラクドスの復活、ケッシグの狼の地といったトップデッキをする可能性を高めてくれるという点でジャンドの利点でもある。相手のライフが低いときに、一瞬で勝負を決めることが出来るカードがあるということはとても良い。だから、そのトップデッキを邪魔するようなカードをデッキに入れることは良い試みではないだろうね。
初手にガラクあるいはスラーグ牙と一緒に無い限り、東屋を2枚引くということはよろしくはない。東屋は至高の評決といった場を流すカードに対してとても分が悪いし、早い段階で出したところ火柱されるというのは基本的に辛い。でもまぁ火柱などの単体除去が東屋に使われるのはこっちに達人がある分最悪っていうわけでもないのだけれども。
ここにきて、俺はまるでジャンドに東屋は入れてはいけないように語ってきたけど、これらの事実にもかかわらず、東屋は俺にとっては良いものだし使わないということはないだろう。
ジャンドはとても遅い。東屋を早い段階で出し、そしてそれが除去されなかった場合達人や牙を早めに並べられるという強い動きが出来るという点で、東屋をデッキに少々加えておくことはすばらしい。それは実質遥か見の増量と同じことである(遥か見は最高のカードだよね)。
東屋はいつも土地より酷いカードであるというわけじゃあない。達人の変身ようの呪文としても使えるし、一応クリーチャーではあるからケッシグとあわせて相手にとっての脅威にすることも可能だ。
我々は吸血鬼の夜鷲をデッキから抜くことにした。夜鷲はミラーではとても酷いカードであるのに対して、東屋はとても良いカードである。というのも、東屋はミラーにおいてのキーカードとなる復活やガラクの良いサポートとなるからだ。
また、東屋は地下世界の人脈との相性がとっても良い。コントロールに対して東屋は遥か見の劣化版から、ファイレクシアの闘技場の上位互換になりうる。FlashやBant相手だとこっちのライフはあまり関係ないから、人脈を森に気兼ねせずに付けて、いわゆる「啓示」として扱ってこう。
東屋は2ターン目のヴェールのリリアナも可能とする。これはコントロールにとっては悲劇であり、アグロにとっても十分脅威となる。というのも、布告→ハンデスとすることによって2体のクリーチャーを除去できるからだ。アグロに対して2体のクリーチャーを殺したリリアナはデッキの中のどのカードよりも仕事をしたと言える。難点としては草生した墓を引かなくてはいけないというところだが、運良くそれらを引き込めたときはとてもよい気持ちにさせてくれる。
最終的に、新しさと違いをもたらしてくれることから我々は東屋を採用した。プロツアーにおいては何か予想されないようなものを用意しないと勝ち抜くことは難しく、それを構築やプレイを大幅に変えること無く実現した東屋を気に入っている。
おっと!気付いたらもう書き終えてしまったね。もしカードのチョイス、サイドボーディング、そして改良案について聞きたければコメントで知らせてくれ。もし興味があれば大会ではどんなだったかも書いてもいいよ!
の記事を訳してみました。
感覚で訳しているところもありとても拙い記事ではありますが、もし興味がおありでしたら是非どうぞ。
先週末、俺は今まで最も規模の大きなマジックの大会に参加した。参加者は3000人にも届きそうで、正直に言うとその大会はすばらしかった。でもその一方で、俺のシールドデッキはお世辞にも良いとは言えなかった。3枚の新緑の安息所と2枚の破滅のワームを使うってことは、この環境でのシールドを何度もやった人になら分かるとは思うけど、これはちょっと違うよね。
俺がこのプールをBen Stark に見せたところ、彼が自分もきっと全く同じように作るだろうって言ってくれて、それはちょっとした慰めになった。そして少なくとも、俺は自分が大きな間違いをしているわけじゃないことも分かった。結局そのまま俺の大会は平凡に終わってしまった。3人のあんまり上手くはなさそうで、引きが弱かった人に勝って、負けた3マッチは酷いハンドやマリガンの連続だった。
5回戦目で俺はフューチャーマッチに呼ばれOrrin Beasly と戦った。1本目は相手が鋳造所通りの住人,ウォジェクの矛槍兵,くすぶり獣,徴税理事と展開して、その上強盗までしてきたのに対して俺は4ターン目に暴行者を出したところで負けた。2本目では俺がダブマリ+ハンドには土地だけという状態のところに相手はボロスの精鋭、ウォジェクの矛槍兵、前線の衛生兵と展開してきた。俺はどのデッキでも起こりうる酷いトラブルに見舞われてしまったし、そもそも俺のデッキでは彼のデッキに勝てる見込みなんてなかったんだ。
俺は大きな大会でプレイをすることは本当に好きだけど、グランプリは結局のところ散財の場になっているという点でどうも好きになれない。GPに出場することによって貰える金額も減ってしまって、俺にとって出来るだけ多くの、そして特に大きなグランプリに出ることを正当化することはだんだん難しくなってきている。
GP Charlotteを例に挙げよう。そのグランプリではシールド戦において2つの追加ラウンドが発生した。これは、より良いプールを得る必要性が強まっていたということを意味している。俺はTwitterでGP Charlotteを勝ち抜くことはプロツアーよりも難しくなるだろうとつぶやいた。これは何故かというと、グランプリシャーロットは試合数が多く、さらにシールドという形式をとっていて、その規模の大きさから他のどの大会よりもtop8に残ることが難しくなっていたからだ。俺は最近出場した4つのグランプリにおいて2日目に残ることが出来なかったが、Atlantic City のSuper Seriesでの優勝、プロツアーでのtop8からは全体としてとても良いパフォーマンスが出来ていると思っているし、そしてこの先週末にシャーロットで行われた“win a trip to GP Miami 10k.”で2位をとることができた。
この大会には600人以上が参加し、そしてスイスドロー10回戦で行われた。俺は1回戦目を落としてしまったが、決勝戦で負けるまで11連勝をした。皆が思うように俺はジャンドを選択した。プロツアーでそのデッキを気に入ったし、そして俺はReid duke がGP Quebec Cityで8-1したことを知っていたからだ(俺のリストは彼のと1枚違いだ)。俺たちはいくつかのグランプリトライアルに出場するMatt Linde のためにデッキを作成したところ、彼もまた気に入ってくれた。
その金曜日、Hueyは円環の賢者を使用したデッキをトライアルで使い、ジャンドを使っていたMattを2-0で打ち破って5-0をした。その後、次のトライアルでMattが5-0をした。Reidはジャンドでグランプリのtop4に残り、Mattはトライアルで7-1、Miami 10kで8-2,そして俺が11-2という具合に、総合して36-7というすばらしい結果を得ることができた。
2 Arbor Elf
4 Huntmaster of the Fells
4 Thragtusk
3 Olivia Voldaren
2 Garruk, Primal Hunter
3 Liliana of the Veil
2 Forest
4 Blood Crypt
3 Dragonskull Summit
2 Kessig Wolf Run
4 Overgrown Tomb
2 Rootbound Crag
4 Stomping Ground
4 Woodland Cemetery
2 Abrupt Decay
2 Murder
1 Tragic Slip
1 Ultimate Price
3 Bonfire of the Damned
1 Dreadbore
4 Farseek
1 Mizzium Mortars
2 Rakdos’s Return
Sideboard
2 Grafdigger’s Cage
1 Staff of Nin
2 Acidic Slime
2 Underworld Connections
2 Tragic Slip
1 Bonfire of the Damned
3 Duress
1 Pillar of Flame
1 Rakdos’s Return
このリストには随分驚かされた。特に大きな変更は無いが、俺たちが施した細かな変更はすごく気に入っている。まず一つはサイドの悲劇的な過ち(=slip)をメインに1枚指し、そしてサイドに2枚指した。俺たちはslipをプロツアー当日の朝にサイドに加えた。ディーラーたちからファルケンラスの貴族が売り切れてしまったということを聞いていたからだ。
Slipはファルケンに対しての対抗策であり、そして勇者、やっかいもの、信者などと言ったアグロカードに対しても有効だった。Slipはいざというときには牛やオリヴィアも殺せるし、殺害(=murder)に求められるクリーチャーを殺すという仕事も数多くこなしてくれた。
Murder自身にもきちんとした役割があるので、murderとslipの組み合わせは重要である。対戦相手が高原の狩りの達人をプレイしてきて、それに対するこちら側の最も良い返しが達人をプレイすることであった場合、対戦相手は主導権を得ることになる。何故かというと、対戦相手はただターンを渡して達人を裏返し、こちらの達人を殺せばいいからだーーーこちらがmurderを持っていて相手の達人を殺してから自分の達人を裏返して、残ったトークンを殺せばいいという事さえ無ければ。
議論を進めよう。Slipはアグロに対して有効であり、ロクソドンの強打者、地獄乗り、雷口のヘルカイトと言った重めのクリーチャーで攻めてくるデッキに対してソープロのような動きが出来るので、俺は75枚の中に4枚欲しいと思っている。また、murderは相手が土地を4枚立たせていて、修復の天使が出てきてブロックしてくる可能性があるという状況に置いてslipよりも有効である。Slipだと2:1交換になってしまうからね。
東屋のエルフを入れたことに対して多くの質問が寄せられたが、俺にとってこいつはもうデッキの中で重要な役割を果たす存在となっている。プロツアーでは3枚使ったが、多すぎるということが無いわけではなかった。そもそもどうして4枚入れてないのに使う必要があるのかと問われるときがあるが、答えは見た目以上に複雑なんだ。
ジャンドには土地が25枚欲しい。土地を切って東屋を足すということは、あまりよろしくない。土地を置けないがためにマナを払って東屋を出すよりは、普通に土地を出して呪文を適切なタイミングで打てる方がいいに決まってるよね。マナクリーチャーのために土地を切るということはデッキそのものの構造自体を変えかねないし、俺たちはジャンドらしさに反しないこと前提にマナクリーチャーを入れたかったんだ。
プロツアーでは東屋を3枚使っているからという理由で11枚の森を使用したが、このリストでは10枚しかない。このことから、あるゲームで東屋はあるが森が無いという事態が起こりかねない。そしてまた、森ばかりを引くということも起こりかねない。もっとも、原初の狩人、ガラクのおかげでこれは前者ほど問題ではないのだが。
東屋をゲームの後半で引くと本当に気分が悪くなる。我々がジャンドを好む理由の一つに、長くて丸いゲームが出来るという点がある。そして、それは後半に忌むべきもののかがり火、ラクドスの復活、ケッシグの狼の地といったトップデッキをする可能性を高めてくれるという点でジャンドの利点でもある。相手のライフが低いときに、一瞬で勝負を決めることが出来るカードがあるということはとても良い。だから、そのトップデッキを邪魔するようなカードをデッキに入れることは良い試みではないだろうね。
初手にガラクあるいはスラーグ牙と一緒に無い限り、東屋を2枚引くということはよろしくはない。東屋は至高の評決といった場を流すカードに対してとても分が悪いし、早い段階で出したところ火柱されるというのは基本的に辛い。でもまぁ火柱などの単体除去が東屋に使われるのはこっちに達人がある分最悪っていうわけでもないのだけれども。
ここにきて、俺はまるでジャンドに東屋は入れてはいけないように語ってきたけど、これらの事実にもかかわらず、東屋は俺にとっては良いものだし使わないということはないだろう。
ジャンドはとても遅い。東屋を早い段階で出し、そしてそれが除去されなかった場合達人や牙を早めに並べられるという強い動きが出来るという点で、東屋をデッキに少々加えておくことはすばらしい。それは実質遥か見の増量と同じことである(遥か見は最高のカードだよね)。
東屋はいつも土地より酷いカードであるというわけじゃあない。達人の変身ようの呪文としても使えるし、一応クリーチャーではあるからケッシグとあわせて相手にとっての脅威にすることも可能だ。
我々は吸血鬼の夜鷲をデッキから抜くことにした。夜鷲はミラーではとても酷いカードであるのに対して、東屋はとても良いカードである。というのも、東屋はミラーにおいてのキーカードとなる復活やガラクの良いサポートとなるからだ。
また、東屋は地下世界の人脈との相性がとっても良い。コントロールに対して東屋は遥か見の劣化版から、ファイレクシアの闘技場の上位互換になりうる。FlashやBant相手だとこっちのライフはあまり関係ないから、人脈を森に気兼ねせずに付けて、いわゆる「啓示」として扱ってこう。
東屋は2ターン目のヴェールのリリアナも可能とする。これはコントロールにとっては悲劇であり、アグロにとっても十分脅威となる。というのも、布告→ハンデスとすることによって2体のクリーチャーを除去できるからだ。アグロに対して2体のクリーチャーを殺したリリアナはデッキの中のどのカードよりも仕事をしたと言える。難点としては草生した墓を引かなくてはいけないというところだが、運良くそれらを引き込めたときはとてもよい気持ちにさせてくれる。
最終的に、新しさと違いをもたらしてくれることから我々は東屋を採用した。プロツアーにおいては何か予想されないようなものを用意しないと勝ち抜くことは難しく、それを構築やプレイを大幅に変えること無く実現した東屋を気に入っている。
おっと!気付いたらもう書き終えてしまったね。もしカードのチョイス、サイドボーディング、そして改良案について聞きたければコメントで知らせてくれ。もし興味があれば大会ではどんなだったかも書いてもいいよ!
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